旅をするとどんないいことがあるの?旅があなたにもたらす15の効果

最終更新日 2023/08/01

旅が好きな人は世の中に数えきれないほどいます。旅はなぜそれほど多くの人を魅了するのでしょうか。旅には大きな力、魅力、メリットがあり、私たちにもたらす旅の効果はたくさんあると考えられます。旅の効果は、十人十色、人それぞれですが、どのようなものがあるか、私のこれまでの体験も含めて下記に挙げてみました。

1. 幸せをもたらせてくれる

メキシコのテオティワカン遺跡で二人の女性が座っています
メキシコ・テオティワカン遺跡の圧巻の光景に、いつまでも座っていたい気持ちになりました。

旅は、旅をする前、旅をしている間、そして旅が終わってからと、人をずっと幸せな気分にしてくれます。

旅行をすると決まってから、出発日までに旅行の計画を立てるなど準備で毎日が楽しくなります。出発まであと何日だろう、とカレンダーを見て指折り数え、あれもしたいこれもしたいと一緒に行く人と語り合う時間は実に楽しいものです。

旅行中は感動や人との出会い、美味しい食べ物、自然とのかかわりなど、自由を満喫して幸せいっぱいでしょう。

旅行が終わって、楽しかった旅はよき思い出となり心にいつまでも残ります。旅を思い出すたびに、幸せな気持ちになります。旅は実に長きに渡って私たちに幸福をもたらしてくれるのです。

2. 自尊心が高まる

インドのチェンナイのビーチで、手を上げた影が砂浜に映っています
インドでチェンナイのビーチに着いて、思わずやった!と手を上げて写真を撮りました。

達成感のある旅は、あなたの自信を高めてくれます。不安がいっぱいな気持ちで旅立ち、いろいろなことを体験して帰国した時は、自分が大いに成長したと実感できることでしょう。今までできなかったことができて、自分の可能性を信じることができ、自尊心が高まることでしょう。

私も一人でユーラシア大陸横断、世界一周と二度の世界旅行を経験しました。本来心配性なので、不安感で押しつぶされそうでしたが、無事に旅行を終えることができました。今でも落ち込んだ時はこの世界旅行を思い出しては自信を取り戻しています。

3. 人との出会い

ペルー、チバイのアルマス広場で、旅行者のみんなが写真のためポーズを取っています
ペルー、チバイのアルマス広場。ペルーで知り合った日本、ペルー、スペイン、ドイツ、オランダからの旅行者みんなでシェーのポーズで写真撮影。

旅先での人との出会いは旅の大きな魅力ですね。訪れた現地の人だけでなく、他の旅行者との出会いもあります。話しかけられて知り合いになることもあれば、勇気を出して自分から声を掛けることもあります。ここで声を掛けなければ、この先一生知り合うことがないと思うと出会いは不思議なものですね。旅という特別な状況なので、生涯の友になることも。世界に友達がいるなんて幸せなことです。

4. あらたな自分の発見

バチカンの入り口から続く観光客の長い列です
バチカン宮殿の壁沿いに連なる長い列。何時間並んだだろう。一人だったので長かった、、

後述する「自国について知る」と同じですが、自分についてもよく知ることができます。それまで慎重で臆病だったのに大胆な行動をするなど自分にはこんな一面があるのだと発見したりもします。

バチカンで炎天下で長蛇の行列に並んでいた時は、早々に苛立ちを覚えてしまいました。我慢強いと思っていたのにすぐにこらえられなくなったのです。

5. 他国、そして自分の国もよく知ることができる

福岡市博多区にある承天寺の石庭、洗濤庭。小石が波の模様を描いています
福岡市博多区にある名刹・承天寺の石庭「洗濤庭」

今まで訪れたことが無い国や地域を旅すると、おのずと興味が湧いてきます。その国、地域の民族、地理、歴史、文化、宗教、経済、地政学、自然の特徴などを調べて詳しくなります。その遺跡がいつ、どうして出来たのか、何の意味があるのか。とことん知りたくなってきます。今まで聞いたこともない音楽の旋律、見たこともないデザインの工芸品は感性を大いに刺激してくれます。

旅を終えてから、訪れたことがある都市のニュースを聞けば、まるで自分と関わりがあるかのように耳をすませて聞くことでしょう。旅する前は全く関心がなかったのに。旅により、いろいろな国、地域を知ることができるのです。

他国を知ると、自分の国と照らし合わせることによって、今度は自国について疑問に思うことや、それまで当たり前だと思っていたことについて見つめ直す時がやってきます。自分の国の特徴が他国との比較によってあぶりだされ、よく理解できるようになります。自分の国について、よりよく知ることができるようになることでしょう。

人との出会いは、旅の魅力の大きなものの一つですので、民族への興味も大きいことでしょう。自分が驚くほど民族性があったり、または無かったりすることに気づいて驚かされたりします。訪れた地域の民族と自国の民族の違いを知りたくなり、追求することでしょう。

6. 多様性の理解

イースター島のラパヌイダンスで、若い男女が民族のダンスを踊っています
チリ・イースター島 ラパヌイダンス

旅では、人種も文化も自国と違うところを訪れます。自国にいても多様性の理解はできますが、旅では普段の日常よりもいろいろな人達と出会うことにより、一層この理解が進むでしょう。人種、文化、国籍、性別、年齢、価値観、宗教、嗜好、さまざまな違い、多様性を受け入れることができるようになるでしょう。

他国、異文化の相互理解、多様性の受け入れ、出会いによる国境を超えた友好の促進は平和の志向につながります。旅は平和だからできることであり、平和の世の中を作り出す一つの方法でもあるのです。

7. 素直で柔軟な思考になり、真綿のようにいろいろなことを吸収できる

ベリーズ・キーカーカー島の道路上に

旅をするということは、空間だけでなく、心や感情の動きについても未知の領域に入ることです。国や文化の違うところなので、常に自分は少数派になります。いつもあれをしていいか、これをしてはいけないのか、と考えざるを得ない状況になります。その国の風習や約束事に従わなければならないのです。

自分がそれまで違うルールを受け入れ、素直になり、物事に対して柔軟になってきます。どうにもならないことは素直に受け入れるしかない、と考えるようになり、心に余裕が生まれます。旅は、今までの慣習で見る目を、嫌が上でも変えて柔軟な発想にしてくれるものなのです。

素直で柔軟になり、自分の周りのことを受け入れることで、真綿のように知識やルール、新しい何かを得ることができます。そのことによって、自分の世界はさらに広がっていくのではないでしょうか。

それまでいつもしていた思考のパターンをあえて変えてみたりもしました。宿はあえて自国の人がいないところを選んだり、食事も自分が食べたくないものをあえて注文したりしました。そういう工夫をして楽しむ自分もあらたに発見しました。

8. 企画力、情報収集能力、準備力

旅行の計画は、仕事のプロジェクトと同じかもしれません。実に様々な事前の調査や決断力が必要です。

旅を楽しいものにするために、企画力も重要です。どこに行くのか、何をするのか、予定している期間中にどういうコースを取るべきか、何を食べどこに泊まるか。何を持って行くか、予算との兼ね合いは、などなど多岐に渡ります。

旅上手になって身に付く力は、驚くほどたくさんあります。

9. 困難を乗り越える力、成し遂げる力

旅は不確実性のかたまりだと思います。旅にトラブルはつきものです。当初立てた旅の計画、旅程はいとも簡単にひっくり返されてしまいます。想定外のことがたびたび起こるので、事前にこんな風になるかもなど想像力を働かせて予測を楽しんだり、プランBを考える場合もあるかもしれません。

体調を崩したり、無理なトレッキング計画で身体に不調を訴えたりするかもしれません。旅を乗り越えるための健康管理も重要になってきます。

言葉の壁もあることでしょう。自分の英語が通じず、どうしても理解してもらえない場合もあるでしょう。こういったコミュニケーション力を試されたり、成し遂げる力を鍛えられるのも旅の醍醐味なのかもしれません。

10. 自然の美しさ

世界を旅すると、実に多くの自然に出会い、その多様さに圧倒されます。動物、魚、植生、火山、地形、山、海、気象、空の色、絶景、今まで見たこともない自然に大いに感動し、世界が広いことを目の当たりにするでしょう。そして自然の美しさに出会うことによって、地球の環境を大切にしたいという思いが強くなってきます。

ガラパゴス諸島のイザベラ島では、ゾウガメ、海イグアナの他に、アシカ、フラミンゴ、グンカンドリ、ペリカンなど数え切れないほどの動物達に会うことができました。シュノーケルをしましたが、もう触れるくらいの距離にウミガメがたくさん近づいてきて、アシカは笑いながら(そのように私は見えました)私の周りをぐるぐる回るなど忘れることのできない体験となりました。

また、世界屈指の天体観測地として知られるチリのアタカマ砂漠で見た星空は生涯忘れることができない思い出です。優しいチリ人ご夫婦の解説による天体観測ツアーに参加しましたが、星雲、星団を観測している間、満点の星空に流れ星がまるで音を立てるかのように次々と降り注いだのです。今だにその時の情景はくっきりと覚えています。

11. 創造力が高まる

空間だけでなく、心や感情、思考の働きについても未知の領域に入る旅は、脳を活性化させ、インスピレーションを起こす機会を増やします。新しい文化や慣習に触れ、いつもと違う考え方を余儀なくされることによって、今まで思いもつかなかった方法を生み出すことがあります。

また、旅がもたらすリラックスな状態、自由な気持ちは、創造の卵をあたためる孵化器の役割なのかもしれません。旅行中は不思議といろいろなアイディアや気づき、考え、自分だけの格言が思い浮かびます。いつもメモ帳がいっぱいになってしまいます。

12. 視野の拡大

いつも同じ生活、同じところにいると、視野が狭まってしまいます。世界を旅することで、世の中がこんなに広いのかと気付かされることでしょう。自分が生きるフィールドが、生まれ育った町から一気に地球規模にまで拡大するのです。

世界の様々な国や人々、価値観に触れることによってもたらされる柔軟な考え方は、あなたの視野を広げ、生き方を変えてくれることでしょう。

13. 自由を感じる

旅をしている間は、自分、自分たちだけの時間であり、好きなことを主体的に行うことができます。仕事からも解放され、日常生活のルーティンも忘れることができます。誰かに気兼ねすることなく、自分の時間を取り戻すこと。私は自由なのだということを実感すれば、旅はもっと楽しくなることでしょう。

時間が許す旅であれば、計画もない行き当たりばったりの旅行も自由をもっと満喫できるかもしれません。大いに自由を感じることで、あなたの人生は生き生きとしたものになることでしょう。

14. 世界を自分で直接知る

旅は、ネットやテレビからの情報ではなく、自分が直接得ることができる一次情報です。実際に現地に行ってみるとメディアの情報と違うこともあります。自分の目で見たものが一番信じることができます。

これまでの旅行でトラブルやひどい目にあったことも確かにいくつかありました。しかし、それらは一部であり、よかったことの方が圧倒的に多かったです。世界の人々はみな優しい方ばかりだというのがこれまで旅をしてきての実感です。

15. 全てがシンプルになる

旅により、シンプルであることの心地よさに気づくことでしょう。荷物をたくさん持っての旅行は移動が大変ですし、全ての持ち物に常に目を光らせるのはストレスです。スリや引ったくりにあわないよう華美な格好は控え、例えあっても損失を最低限に抑えられるよう、余計なものは持ち歩かないようになります。

違った文化、風習、多様な価値観に触れることによって、自分を見つめ直し、自分にとって何が必要で大事なものなのかが整理されていきます。物質的なことだけでなく、考え方も研ぎ澄まされてシンプルになっていくことでしょう。

旅の効果、旅のよさは実に計り知れません。まだまだたくさんの効果があることでしょう。また次の旅に出掛けたくなってきました。次はどんな発見、出会い、楽しいことが待っているのでしょう。

参考文献
悠木 そのま(2015). 『ハーバード流 幸せになる技術』. PHPビジネス新書.

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