九州旅行その2 由布院と長湯のラムネ温泉

最終更新日 2021/06/18

福岡から週末になると何回も由布院に通っていたのを思い出します。金曜日の午後5時30分ごろに福岡を車で出て、九州自動車道で由布院ICまで約1時間半。そこは別世界の雄大な大自然、東京では考えられない事です。

由布院 温泉とハイキング

由布院は山に囲まれた盆地で、何百もの旅館ホテルが点在しますが、まだ里山の雰囲気を多く残すところです。これは周りの自然が偉大で美しいこと、そして何よりも先見性のある旅館の経営者の方々が、昔の佇まいを残そうと何十年もかけて努力されてきた結果です。歩いているだけで楽しくなるところです。

外湯も何軒かあって、僕がよく行ったのが、ゆのつぼ温泉です。入り口には賽銭箱のような料金入れがあり、200円を自分で支払い入ることができます。湯船には透明な新しいお湯がガンガン出ているのですが、これが熱い。そこでホースで水を湯船に混ぜるのですが、これが良い。

由布院には、温泉以外の目的もあります。山歩きです。由布岳は一番目立つ山ですが、原生林ぽいところが多く残っていて、素敵なところです。何度か歩いています。

周りは山だらけですが、我々がよく通ったのが、由布院の北にある福万山です。それほどきつくなく2時間ぐらいで帰ってくることができます。お弁当とお茶を持っていくのが正解です。山上からの眺めは最高で由布岳を含む周りの山々を見渡すことができます。

大分でおすすめの温泉は由布院と長湯温泉

由布岳の先の山が鶴見岳で、そこを下ると別府です。大分県は温泉天国です。数多くの温泉場が大自然の中に点在していて、旅館、ホテルの質も良く、料金もリーゾナブルなところです。そんな中で由布院と共に、我々の一番好きな温泉場が長湯です。ここは本当にこじんまりした川沿いの温泉町ですが、大丸旅館のような歴史、格式のある旅館もあり、僕らはよくここのBBC長湯に泊まりました。ちなみにBBCとはベッド、ブレックファスト、カルチャーだそうです。

ここは大丸旅館の別館のようなところですが、こじんまりした和風の家が自然の中に点在する、一軒貸しの仕組みです。そして温泉は大丸旅館の内湯かラムネ温泉に行きます。ここの良いところは値段が手頃で、きれいなことです。ここの経営者のかたが欧州のリゾートを参考にされ、長期滞在用の宿泊施設を作られたとの事で、実際に長く滞在する気になります。確か炊飯器も置いてあったと記憶します。お洒落な図書館もあります。

是非入りたい長湯の炭酸泉

長湯の名前は名前の通り、長くお湯に入るという事で、40度以下のぬるめの温泉ですが、自分は1時間半浸かっていた事があります。ここで炭酸泉というのを初めて体験したのですが、じっとしていると皮膚に泡がたくさんついてきて、体が泡だらけになります。バブという炭酸を出す入浴剤がありますが、この温泉水はその12倍の炭酸含有量だそうです。自宅のお風呂にバブを12個入れる事を想像して下さい。

温泉のお話になると、とまりません。長湯の友喜荘という旅館に寒い季節に泊まったことがあります。ここの温泉は同じく炭酸泉ですが濁り湯です。それほど温泉の温度が低いわけではなく、体に泡がくっつくことはないのですが、ここで面白い事を体験しました。

露天風呂に入っている時に、お湯の表面に湯の花のようなものが析出してくるのを目の前に観察できました。これは外の気温が低いため、温泉に溶けていた鉱物が析出するためで、さらには自分の皮膚にも同じように鉱物が析出することを体験しました。こんな経験は初めてで驚きました。自分の体温が温泉の温度より低いことを意味していています。

ミヤマキリシマが咲く5月の九重ハイキングは圧巻

この温泉の近くには、九重山、黒岳、御池、とか歩くところもたくさんあります。我々も四季折々に随分歩いています。特に5月のミヤマキリシマが咲く頃は圧巻です。

御池の近くにはYoiyanaという炭酸泉を汲んで飲めるところもあり、自家用車で来て、自分でポンプでポリタンに入れて買っていく、というような不思議で面白いところです。

ところでラムネはどこからきた名前と思いますか?Yoiyanaで炭酸水を飲んでいる時にレモネードの味に似ていることに気がつきました。そうレモネードがラムネになったのですね。今まで気がつきませんでした。

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