九州旅行その1 田主丸、うきは、八女茶、星野村

九州の福岡は大好きなところで、今までたくさんの旅を楽しみました。

唐津商店街の豆腐や、糸島半島でのサイクリング、由布院での山登り、国東半島での里歩き、鹿児島知覧の武家屋敷、お茶畑、知覧特攻隊記念館、阿蘇の噴火口、草千里、九重連峰の山歩き、島原半島、雲仙温泉、天草の隠れキリシタンの跡、長崎の原爆資料館、そして数えきれないほどある温泉。九州はとても面白い場所です。

美しい日本の原風景: 耳納山地から筑後平野

その中でも僕が一番好きな景色の一つが、耳納山地の山腹から筑後平野を眺める事です。後ろには屏風のようにそそりたつ緑の耳納山地、そして目の前にはどこまでも広がる筑後平野。こんな景色は世界中旅行してもなかなか探せないでしょう。美しい日本の原風景といったところです。ただしちょっと交通が不便なので、いつも行く時はレンタカーか自家用車です。

創業320年の若竹酒造

福岡市から高速道路の九州自動車道で久留米ICを下りて210号線を田主丸方面に向かいます。田主丸の町に入り、創業320年の若竹酒造に立ち寄ります。ここには元禄時代建築された蔵も現存していて、酒の販売所として現在も使用されています。

少し前までは横の建物で地元の野菜などを使った田舎風ランチも出していて、何回か食べに来ました。今はやっていないとの事で、また復活して欲しいです。

つつじの世界のメッカ 久留米

近くには、世界つつじセンターなどつつじ関係の建物をよく見かけます。日本にいた時には知りませんでしたが、久留米はつつじの世界のメッカで、Kurumeは世界中でつつじの名前としても知られています。

先日シドニーの近郊の植物園でアゼリア(つつじ)展示を見に行った時に、名札にKurume Azaleaと書いてあるのに感心しました。この他日本の植物で外国で有名なのが、ツバキ、もみじ、などがあります。これら植物を見学したいために日本に行く人も数多いと聞きます。

果物と野菜の天国 筑後平野

筑後平野は農産物の栽培が盛んなところで、ここからの果物、野菜などが毎朝福岡の市場に出荷されます。そして耳納山の麓の田主丸はブドウの巨峰が初めて栽培されたところで、近くはブドウの棚、なしの木などがたくさん植えられています。

山苞の道と呼ばれる農免道路は山の中腹をめぐる素敵な道ですが、果樹園がたくさんあり、そのそばにはお洒落なカフェ、ギャラリーやレストランがほどよく点在しているところです。道の途中には田主丸大塚古墳という大きな古墳があり、ここから眺める筑後平野の景色は圧巻で、その昔豪族がこの地区の要所として土地を治めていたことが伺われます。

八女茶の玉露栽培で有名な星野村

この道を下りきると、浮羽町の近くで52号線にぶつかります。ちょっと寄り道になりますが、浮羽町には ”うきはの山茶” というお店があり、ここでは自家栽培の有機、無農薬の日本茶を買いことができます。お茶を有機、無農薬で栽培することはかなり難しく、日本中でも数少ない有機茶専門農家の中の一つです。

52号線を山の方に運転して、今日の目的地の八女星野村に向かいます。この道はちょっと前までは山の中をめぐる道だったのですが、つい最近長いトンネルができてとても便利になりました。長いトンネルを抜けるとそこは深い山の中の星野村であった、という感じです。

星野村は八女茶の玉露栽培で有名なところで、山の斜面に茶畑が見れる景観が見事なところです。ちょうど訪れた時は5月中旬で新茶のシーズンでした。たまたま何軒かのお茶工場でお茶の火入れをしている時期で、谷間にいっぱいお茶の匂いが漂っていてそれは素敵なひとときでした。この時期に星野に行くことをお勧めします。

おすすめのお茶屋さん 木屋芳友園

お茶屋さんは10軒ぐらいありますでしょうか。何軒かに顔出しして、お土産のお茶など買います。本当にここはお茶の村です。その中でも大好きな木屋さんのお店、木屋芳友園に寄ります。ここはお洒落なところで、cafeもあるのですが、目玉はお茶の試飲室です。10年前にここで初めて本物の玉露を試飲させていただいた時は衝撃を受けました。素晴らしいの一言です。

帰り道、ここから川沿いに道を下り、八女を経て福岡へと向かいます。道の途中には、味噌を作っているおばあちゃんの店、イチョウの木で経木(おにぎり、食品を包む薄い板)を作っている工場、水の菜というとてもお洒落な和食の一軒家もあります。そして時間があれば昔の街道町の雰囲気を持つ八女の街をぶらつくのも良いでしょう。