奈良旅行その1 山の辺の道、大神神社、三輪山

今回は4泊5日で日本で最も好きな旅行地の一つである奈良、桜井、飛鳥のある大和地方を旅行してきました。

僕がなぜこの地域が好きかというと、まずは歴史。大和は日本国家のあけぼのの地であり、歩いていても、ストーリがたくさんあって楽しく、美しい日本の山里を体験できるところなのです。まさに、”大和のまほろば” ー 大和地方は美しいところなのです。

拠点としても便利な町 三輪

三輪での宿泊は連泊で、古民家を改造したB&Bのゲストハウス三輪。ここには過去3−4回泊まったことがある場所で、清潔で、安価に一人でも泊まれる、快適な宿です。

とても小さい町ながら、三輪からはちょっと足を伸ばせば、日本国の始まりの地である飛鳥、藤原京にも行くことができる便利な場所でもあります。

夕食はすぐ近所にある居酒屋で、自分の好きなものをカウンターから皿に取るのですが、これが美味しい、そして安い。お腹いっぱい食べて、娘も大喜びで、2人で三千円程度。このゲストハウスの名物が、宿泊者が一緒に食べる朝食です。各々の自己紹介があり、昔のユースホステルの感じなのですが、これが楽しい。そのおかげで僕はここで何人かの方と知り合いになることになりました。

日本最古の道 山の辺の道

何回もここに泊まりにくる理由は、山の辺の道を歩くこと。つまり三輪神社から天理方面に向けて山沿いの道を歩くことです。山の辺の道は、日本での最古の道と言われている道で、その昔、桜井、飛鳥、天理、奈良をつなぐ道だったと聞いています。昔は奈良盆地が沼のようになっていた時があり、そこを避けるために山のすそに道ができたとも聞いています。

道と言っても、ほとんどが山里をつなぐ小道ですが、大神神社(おおみわじんじゃ)の近くにある見晴台などもあり、そこからは奈良盆地の田畑、大和三山、遠くに二上山などが見えます。

あまりにもその景色のスケールが大きいので、盆地の中にあるマンションなども気にならず、2000年前に戻ったような気持ちになります。道には三輪山、由緒のある神社やお寺もあり、特に春の桜の咲く頃ここを歩くのは最高。

日本で最も古い神社と言われている大神神社

今回はせっかくなので三輪山(みわやま)にも登拝するすることにしました。大神神社は日本で最も古い神社と言われており、ふもとに神社社屋があるものの、これが神社ではなく山全体が神社となっています。山のかたちがキレイな三角形で周りから見ても目立つので古くから神の住む山になったということです。

山頂近くには大きな岩がゴロゴロ転がっていて、とても不思議な感じがしますが、これを磐座と言い、神の住む神聖な場所となっています。登りが1時間半、下りが1時間ぐらいの山で、麓にある狭井神社から登り口があり、登るには神社で許可を受けることが必要です。

以前ゲストハウスで知り合いになったある女性は、東京の薬関係の仕事をされているのですが、彼女はこの神社の東京での講に入っており、毎月決められた日になるとここに来て必ず登拝されると言っていました。驚いたことに、講の人数は毎年増えており、参加者は雨が降っても、雪が降っても必ず決められた日に登るのだそうです。彼女には神社のお参りの仕方も教えていただきました。大事なのはお願い事をするのではなく、感謝することであると言われていました。ちなみに三輪神社の神様は薬の神様でもあり、女性も登ることができます。

ここでの登山は一言で言って、素晴らしい。僕は大和地方にはこれまでに5−6回来ていますが、来るたびに登りたくなるような雰囲気を持っています。感謝。

登山を終えて、さらに山の辺の道を歩いたのですが、景色の他にも楽しめる仕組みがあります。道端の無人販売所がたくさんあり、果物、野菜、草餅などが売っていて、いずれも百円ぐらいで買えて、たのしい。この道の近くには卑弥呼の墓とも言われる箸塚古墳を含む多くの古墳があり、歴史好きにはたまらないところでもあります。