水の都 柳川の王道モデルコース

福岡県の有名観光地のひとつ柳川は、福岡市内から約60キロ南に位置しています。柳川藩の城下町として栄えました。

柳川観光といえば、川下りとうなぎのせいろ蒸し。柳川の川下りは、市中編み目に広がるお堀をどんこ舟に乗って観光します。どんこ舟の平穏な時間の流れは旅こころを誘います。

柳川で川下りを運営する会社は5社あり、コースもたくさん。おすすめなのは、西鉄柳川駅の近くの乗り場から、観光名所の柳川藩主立花邸の御花で下船する片道約60分コースです。

福岡から日帰りの旅でおすすめなのが、西鉄電車往復料金・川下り料金・うなぎの昼食がセットになったお得な「柳川特盛きっぷ」大人5,260円。天神駅から柳川駅まで、特急なら乗り換えなしで約50分で到着です。では、柳川駅からモデルコースをご紹介します。

川下りで舟に乗りながらゆっくり柳川を見る

柳川駅の改札を出て1階へ行くと、川下りの運営会社の柳川観光開発が乗り場まで送迎してくれます。三柱神社の太鼓橋にある「松月乗船場」から早速乗船です。

どんこ舟は、20人前後乗りでエンジンは付いていません。船頭さんが竹でお堀の底をゆっくり押しながら進行します。川下りというから、「柳川」は川の名前ですか?と聞きたくなりますが、「柳川」という名前の川はなく地名です。地名の由来には諸説あって、昔から柳の木が多かったからではと言われています。

60分コースでは、どんこ舟から白いなまこ壁の風景や季節の花をのんびりと楽しむことができます。船頭さんの柳川の歴史案内を聞きながら、どんこ舟の幅がギリギリの狭い水門を通り、頭をさげないと通れない橋の下へ突入でドキドキです。もしかしたら、船頭さんが歌を披露してくれるかも。

冬期12月から2月末までは、こたつ船で運行。あっという間の60分。下船場所は、柳川観光の中心の御花(おはな)です。

柳川藩主の美しい邸宅 御花

「おはな」って何?分かる方はほとんどいません。このあたりは「御花畠(おはなばたけ)」という地名でした。1738年、この地に柳川藩5代藩主立花貞俶(さだよし)が別邸を建て、親しみをこめ地元の人々が「御花」と呼ぶようになりました。

現在、御花とは、柳川藩主の立花家の大広間、庭園の松涛園(しょうとうえん)、西洋館、立花家史料館、ギフトショップ、レストラン、宿泊施設などの全体を含めた敷地のことをあらわします。

目を引く2階建て木造建築の西洋館は、明治になり迎賓館として1909年から1910年にかけて建てられました。松涛園は、池を中心に手入れの行き届いた松が美しい庭園です。戦後、立花家は料亭旅館の経営もはじめ、現在に至っています。立花家資料館は、藩主時代の貴重な品々を展示しています。

入園料大人700円。月・火曜は休館日。

柳川ひな祭り さげもんめぐり

1年のうち柳川が最も華やかになるのが、柳川ひな祭りさげもんめぐりの期間です。女の子の健康や成長を祈るひな祭りは、日本各地それぞれの地域の伝統が引き継がれています。柳川のひな祭りは、通常のひな段の周辺に「さげもん」と呼ばれる吊るし飾りで華やかに装飾します。例年2月11日建国記念日頃から4月上旬に行われ、御花をはじめ町中がひな段やさげもんで鮮やかな彩りになります。さげもんめぐりの期間に合せて、柳川へ訪問してみてはいかがでしょうか?

必ず食べたい うなぎのせいろ蒸し

柳川に行ってきたよ!というと、ウナギのせいろ蒸しは食べた?と聞かれるほど、柳川の名物料理のうなぎのせいろ蒸し。

一般的なウナギの蒲焼きと違い、最初にご飯にたれをかけて蒸し、その後、蒲焼きにしたうなぎをご飯の上にのせ蒸します。そのため、ご飯にうなぎの旨味とたれが染みていて、うなぎもふっくら、最後まで熱々で食べることができるのが特徴です。西鉄の「柳川特盛きっぷ」を利用した場合、おすすめのお店の昼食券付です!

付近の散策が楽しい 沖端水天宮

沖端(おきのはた)は御花から歩いて3~5分のところにあり、お堀を行き交うどんこ舟や柳並木が柳川らしい雰囲気で、多くの観光パンフレットに起用されています。この地区にある小さなお社が沖端水天宮です。毎年5月3日~5日に沖端水天宮祭が行われます。

柳川でゆったり川下り、うなぎのせいろ蒸しに舌鼓、名所の御花の見学をして、沖端をぶらぶら。これぞ柳川の王道コースです。「柳川特盛りきっぷ」の利用の場合、沖端のうなぎ店「六騎」前から柳川駅までシャトルバスが運行しています。きっと充実した1日になるはず。あなたも時代と共に歩んだ柳川へ遊びに行きませんか?